国際マーケティングが功を奏する シンガポールの団体が馬祖の島めぐりを楽しむ
馬祖には限りなく広がる美しい景色があります。2022年、馬祖国家風景区管理処(以下「馬管処」)は、国内旅行を深化し、国際旅行をアピールするため、観光署の海外メディア機関と協力してNHKの記者とイタリア人記者を馬祖に迎え、国際的なメディアプロモーションによって国際観光客に馬祖を紹介しました。昨年(2023年)にはシンガポール人記者が馬祖を訪れ、深い旅を体験しました。記者がシンガポールの聯合早報で馬祖に関するニュース、特徴、観光スポットを紹介すると、潜在的な国際観光客が馬祖の深い旅に注目し始めました。
メディアに露出したことで、シンガポールの旅行代理店には馬祖旅行に関する多くの問い合わせが寄せられ、その中で、大通旅行(シンガポール)機構有限公司が初めて馬祖のツアーを販売すると大きな反響を呼び、即完売しました。約2年間にわたる取り組みと準備を経て、2024年5月5日、ついにシンガポールからのお客様をお迎えしました。今回の初ツアーでは、25名の参加者がマンダリン航空で馬祖へ向い、南竿、北竿、莒光などの島を4泊5日でじっくりと巡り、特徴的な観光スポットを楽しみました。
初日、一行は莒光の古跡、東莒灯台、大埔石刻を訪れ、東洋山自然歩道を歩き、神秘小海湾の海食洞を観賞しました。馬祖の山と海の美しい景色に驚嘆し、馬祖はハイキングや大自然を愛する旅行者にとって最適な場所であると強く感じたようでした。特に馬祖にはシンガポールにはない山と海の景色、のんびりした静かな環境があり、シンガポールの都会人に大自然に帰ったような自由な感覚を与えることができたほか、中には次回は1か月間滞在して脚力を鍛えたいという人もいました。
6日~9日は、神の技とも言える南竿の北海坑道、大漢拠点、海にそびえ立つ鉄堡など、戦地の風景を体験するほか、北竿大坵で梅花鹿(タイワンジカ)を観察し、芹壁集落で美しい石造りの家を観賞しましました。伝統的な閩東文化を体験しながら、藍眼涙(青の涙、夜光虫)の奇観も期待を集めました。
馬管処は今回の4泊5日でじっくり巡る旅によって、100万新台湾ドルを超える経済効果を生み出し、国際観光客に馬祖観光は単なる旅行ではなく、一種の体験、そして感動であることを伝えることを第一の目的としています。また、旅行代理店による今回の試験的なツアーによって、シンガポールで馬祖観光のブームを引き起こすことを目指しています。今年(2024年)もさらに盛り上げるため、引き続きシンガポール人記者を長期滞在に招待し、記者の一連の報道が再びブームを巻き起こすことを期待しています。そのほか、観光署の海外事務所と協力して国際メディアを馬祖に迎え、継続的に馬祖の国際的な露出を高め、国際観光客を呼び込んで離島の旅や食文化を楽しんでもらいたいと考えています。
馬祖では3月末から藍眼涙(青の涙、夜光虫)が見られ、観光イベントも開催されています。今年(2024年)、馬管処による「微光(きらめく光)馬祖」の一連のイベントも4月末の「媽祖在馬祖(媽祖は馬祖にあり)」から始まりました。その他のイベントも間もなく開始予定ですので、ぜひ公式ウェブサイトや「馬祖愛趴GO」のFacebookページをご覧いただき、さまざまなイベントに奮ってご参加ください。
交通部観光署馬祖国家風景区管理処公式ウェブサイト
https://www.matsu-nsa.gov.tw/index.aspx?l=1
公式Facebookページ-馬祖愛趴GO
https://www.facebook.com/Go.go.Matsu
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