馬祖天后宮は馬祖地区において常に線香の煙が絶えず、島民の信仰の中心となっています。
文献によれば清国嘉慶年間にはすでに建てられていたとのことです。龍の彫刻が施された石の柱や浮き彫りされた門神(正面門の神様)などの装飾は華麗で凝った造りとなっています。天后宮内のお供え物が置かれたテーブル前方には石棺があり、ここは媽祖の遺体が安置されている場所と言われています。
毎年、媽祖の旧暦の誕生日の際には盛大な祭典と巡礼儀式が催されます。当日の夜はランタンが煌々と照らされ、爆竹の音が耳をつき、濃密な寺廟の雰囲気を感じられます。この土地における一大行事となっています。
馬祖剣碑-馬祖で必ず撮るべきランドマーク
馬祖境天后宮からほど遠くない場所に、高く聳え立つ「剣碑」があります。これはまたの名を「馬祖の剣」と称し、碑全体にパワーが漲っています。かつては防衛地区における重要な精神的な砦でしたが、現在は観光の目玉となっています。