馬祖には軍事戦略上の必要性から多数の「地下埠頭」が築かれました。これらは遊撃戦用の船舶を停泊させるために使用されるもので、戦時体制が解かれた現在は馬祖地区における特殊な「戦地景観」となっています。
北海坑道は鉄板の海岸線に位置し、山の奥に位置します。岩壁をくり抜き、「井」の字型に交差した水道となっています。水道の高さは18メートルで、幅は10メートル、長さは640メートル、満潮時の水位は8メートル、引き潮時は4メートル、歩道全長は700メートルとなっています。一周するのに約30分かかります。
備考:坑道は行楽客の方に開放されていますが、昼間は潮汐に合わせて参観しなければなりません。潮の満ち引きにご注意ください!
夜間搖櫓(手漕ぎボート) 藍眼涙(青の涙)を眺めるのにベストなスポット
近年来、「藍眼涙(青い涙)」の発見により、北海坑道は光害が少ないため、南竿における藍眼涙を見られる人気スポットとなりました。手漕ぎボートに揺られながら、のんびりと坑道内を見て回りましょう。青いほのかな光が浮き上がる光景は一度は体験する価値があります。
備考:藍眼涙は自然現象なので、発生条件を予想するのは難しいです。、また、撮影をする際にはフラッシュを使うのはやめましょう。また、航海の安全を守るため、航行中は立ち上がったり、座席を移動したりするのはやめましょう。