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海上から東引を眺める

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東引島は馬祖列島の北東端に位置し、ほとんどが灰緑色の閃長岩で構成されています。花崗岩と閃長岩はどちらも約8500万年から1億年前に形成された硬い火山岩に属します。

中柱港から出発し、海上から東引を眺めると、海食崖に砲口や歩哨など戦地政務時代のさまざまな軍事遺跡が見られます。双子礁のアジサシ保護区を通過すると、ウミネコの生態を観察することができます。また、東引の烈女義坑、一線天、燕秀潮音などは、いずれも極めて典型的な海食溝です。100メートルを超える海食崖がそびえ立ち、海上から眺めることでその壮大さと迫力がより伝わってきます。また、海岸の侵食によってリスやカメレオンの形になった岩は、海上からしか見ることができません。

東引島の地形は起伏が激しく、大部分が海食崖に囲まれています。海面からそびえ立つ海抜173mの恩愛山から、その地形の険しさが見て取れます。急峻な海岸は閃長岩の節理の発達が主な原因となっています。東引島の付近は漁業資源に恵まれた磯釣りの好適地となっており、海食崖の下や岩礁で釣りをしている人をよく見かけます。