福澳埠頭
福澳港は馬祖南竿島における海上輸送のメインゲートです。福澳港へは台湾本島や馬祖の莒光、東引、北竿の各島から船が往来します。2001年1月からは「両岸小三通(中国と台湾を結ぶ通航)」が試験的に開始され、福澳港の海運における地位はさらに高まっています。
八八坑道
ここは先人たちが海賊から逃れ、身を隠した洞窟と言われています。中華民国軍が馬祖に駐屯した際には戦車の坑道となり、現在は美酒を貯蔵する場所となっています。
北海坑道
南竿の北海坑道は馬祖で最もおすすめの戦地景観です。ここは仁愛村の近くに位置する入江にあり、外見はどこにでもあるかのように見えますが、中に入ると、坑道全体が神秘的な雰囲気で満たされていることに気付かされます。その様子は壮観で、別世界の空間となっています。馬祖は花崗岩の堅固な地質であるため、技術が未発達の時代、兵士たちがつるはしを用いて少しずつ坑道を切り開いていきました。歩道を一周するのに約30分かかります。
馬祖故事館
馬祖故事館は2010年11月に開幕しました。館内には多数の貴重な古写真と実物大の模型などが展示されており、歴史のトンネルに入り込んだかのような気分になります。今後も関連施設が次々と設けられ、馬祖の文化園区を形作っていく予定です。
少女媽祖
廟の中には唯一と言われる泥製の媽祖像が祀られています。そのさわやかな品のある顔立ちは、伝説の中の媽祖が昇天した際の若いイメージにぴったり合います。台湾全土を見回してもほとんど見られない媽祖像です。
鉄堡
鉄堡は馬祖南竿島の仁愛村西側に位置し、津沙ビーチに繋がる車道下にあります。
津沙集落
津沙は元の名前を「金沙」と言います。陽光によってキラキラと輝くビーチからその名が付けられました。ここはかつて南竿で二番目に大きい村でした。以前は漁業によって栄えていましたが、1970年代に馬祖の漁業資源が枯渇し、住民たちの多くは外地へ移住。百年前の集落の原形が保たれることになりました。
媽祖宗教園区
媽祖の巨大な神像は媽祖宗教文化園区のランドマークです。高さは28.8メートルで、365個の積み重なった石を彫刻したものです。これは365日を表し、毎日平安に過ごせますようにという願いが込められています。この神像の企画から落成までは10年以上の歳月がかかりました。馬祖住民の媽祖への敬虔な信仰心を垣間見ることができます。
南竿空港
南竿空港はもともとは軍が物資を空中投下するための小型飛行場でした。1998年7月に工事が始まり、2002年12月に完成。工事の総費用は22億760万元に達しました。2003年1月23日から正式に運用開始されました。