ここは福正集落から大浦集落へ向かう途中に位置する入り江で、数年前に命名された新しい景観スポットです。見わたすかぎり大海が広がっており、心身ともにリラックスできます。藍眼涙(青の涙)が発生する季節には、高台から入り江に発生した青い光を眺めることができ、東莒島における人気スポットとなります。
また、別の角度から眺めると、入り江の海蝕柱と海蝕溝は想像に満ちた空間となります。ここには仙人になった呂洞賓と何仙姑のロマンチックな物語が伝えられており、またの名を「呂何崖」とも言います。右下方には平衡岩があり、これは言い伝えによれば、玉帝の玉璽であり、呂洞賓と何仙姑の二人の仙人を鎮めるために置かれたと言われています。平らな岩の右方には山の稜線が遠望でき、一匹の石獅子が玉璽を見守っているかのように見えます。