数百年にわたる馬祖の歴史を読み解く
馬祖の歴史を学び、文化を体験し、その全体像について知りたいなら、民俗文物館が最適です!馬祖民俗文物館は2024年、地下1階、地上4階の建物として再建されました。外観は閩東様式の特徴を備えているほか、老酒(ラオチュウ)の甕、小窓、美人靠(欄干に設けられた椅子)などで飾り付けられ、閩東美学の真髄がエレガントに表現されています。館内には馬祖の先人たちの生活用具が数多く収蔵されています。フロアごとにテーマが異なり、歴史的起源、地形や景観、庶民の生活、言語と文化、風習や建築に至るまで、馬祖に関するあらゆる記録が詳細に展示されています。
1階の島の地誌エリアでは、島の鳥類の生態系、地質や景観、食文化、植生分布の概要について学ぶことができ、特別展示エリアでは地元の芸術作品を随時展示しています。2階は亮島人の生活の痕跡、漁業、馬祖の伝統的な建物が展示されています。3階は宗教、文化、信仰に関するエリアで、島の神様や祭日の伝統的な活動を紹介しています。明日文化スタジオでは馬祖に関する絵本や擺暝(夜にお供え物を並べて、神様をおもてなしする儀式)のボードゲームも展示されています。さらに上階には、戦地の島展示スペースがあり、戦地政務下での軍民の生活の様子が展示されています。馬祖の各小島を訪れるだけでなく、時間を作って民俗文物館を見学すれば、きっと価値のある収穫が得られるでしょう。