津沙集落は南竿島西南の突出した入り江に位置します。ここは南竿で中国大陸に最も近い漁村です。保存状態が完全な石家屋が注目されています。近年、県政府(県庁)と社区発展協会の人たちが奔走した結果、老家屋に新しい生命が吹き込まれました。古色蒼然とした路地の中を歩いていると、どの角にも新しい風景が見られます。
海辺の迷彩風景-トーチカの便利屋
入り江の堤防そばに迷彩色をした建物があります。ここはかつての防空壕を改装したトイレで、砂遊びや水遊びをした行楽客が手や足を洗うのに用います。
馬祖で唯一の黒い顔をした媽祖
津沙天后宮は津沙村の人々の信仰の中心で、南竿における三大天后宮の一つです。金板境天后宮の少女媽祖と馬祖境天后宮の桃色の肌の媽祖像とは異なり、津沙では馬祖で唯一の「黒面媽祖(黒色の顔をした媽祖)」が祀られています。