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9月 鉄板焼塔祭

「焼塔」は閩東一帯で百年以上行なわれている風習で、福州地方から伝来した中秋節の祭典です。現在、台湾では馬祖の鉄板村でしか行われていません。

年に一度行なわれている焼塔祭は台湾で最も代表的な存在であり、毎年変わらず中秋節に続けられています。かつて馬祖の各村では焼塔祭が行われていました。塔の高さは1メートルから3メートルとそれぞれ異なり、ほとんどは瓦の破片を用いて築いていました。比較的高い塔はレンガを用い、塔の高さの約4分の1はレンガで築き、残りは再び瓦を重ねて築きました。塔のてっぺんには穴が空いており、ここから燃料を投げ入れます。中秋節の焼塔祭の際には廃棄物を燃やします。これは「古いものを取り除き新しいものを取り入れること」と「円満」を意味しています。燃料は木や竹、もみ殻などを用いており、これにロジン (松ヤニからテレビン油を蒸留した後の残留物)をかけて燃やします。これに塩を加えるとさらに火の勢いが増し、非常に壮観な眺めとなります。

現在、馬祖の鉄板社区では毎年中秋節の日に焼塔祭を催しています。かつて物資が不足していた時代、棺桶の板やトイレの板は薪として燃やすことはできず、これらのものが不要になった時、中秋節の焼塔祭を選んで燃やしていました。これは「幸福に対する感謝の気持ち」や「畏敬の念」、「古いものを取り除いて厄払いする」などの意味があります。人々は後世にもこうした背景を理解してほしいと願っています。現在はこうした廃棄物はありませんが、現代生活の中でのプレッシャーにより、人々の心の中には悪夢や暗い影が充満しています。そこで、当地の社区協会では「除穢卡(厄よけカード)」を作り、人々に恐れていることを書いてもらいます。これを塔で燃やすことにより、様々な恐れから解き放たれ、未来に向かう勇気が満たされます。

焼塔大会の規則では、塔全体が真っ赤に燃え尽きると勝ちであり、火の勢いが十分でなかったり、燃えている途中で倒れてしまったりした場合は負けとなります。勝った者は旗を取り、賞金や賞品をもらいます。鉄板の焼塔節は元国末期から行なわれている伝統行事であり、当時はモンゴル人を追い出すため、中秋節の時期に焼塔を行なったと言われています。後世に伝わっていくうちに、過去の不吉なものを焼き払うことを象徴するようになり、「古いものを取り除き、新しいものを取り入れる」という意味をもつ伝統習俗になったと言われています。

鉄板天后宮

廟内には天上聖母、威武陳将軍、華光大帝、臨水夫人、福徳正神などの複数の神様が祀られています。神像や神棚にはきめ細かな細工や彫刻が施されており、シンプルながらも優雅な雰囲気で、古色漂います。廟前広場は平日には村人の憩いの場となっており、毎年中秋節になると村をあげて「焼搭」という団結イベントが催されます。

最終更新日 ::2023-09-14
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