馬祖列島は台湾海峡の西北に位置し、閩江口と連江口に面しているため、東アジアの渡り鳥にとって重要な中継地となっています。毎年6月から10月は馬祖でのアジサシ観察のベストシーズンです。
馬祖は豊かな生態環境を有し、多くの鳥類が生息しています。これまで馬祖全域で記録された鳥類は178種に上り、そのうち28種は保護動物に指定されています。さらに絶滅危惧種に指定され、神話の鳥とも呼ばれる神秘的なヒガシシナアジサシを見ることもできます。
鳥類のための豊かな生態環境を保全するため、馬祖は東引郷の双子礁、北竿郷の三連嶼、中島、鉄尖島、白廟、進嶼、南竿郷の劉泉礁、莒光郷の蛇山など8つの島を保護区に指定し、低潮線から海側へ100メートル以内の海域を緩衝区としました。
アジサシは雑音にたいへん敏感なため、アジサシの生息に影響しないよう、静かに鑑賞して下さい。
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