馬祖国家風景区管理処(馬管処)は、交通部観光署が掲げる2024年度「持続可能性×デジタル」政策の実現に向け、環境のバリアフリー化とスマートデジタル化を推進しています。国連のSDGsに準拠し、環境の持続可能性と利用者のニーズを重視しながら独自の軍事文化、芸術、地質景観、豊かな生態系を活かした持続可能な観光島としての発展を目指します。
南竿北海エリアの主要観光スポットである大漢陣地、北海坑道、南竿ビジターセンターは2020年以降、大規模な施設改善を実施してきました。バリアフリースロープ2箇所と展望台の増設、駐車場の利便性向上に加え、坑道内の安全設備の充実や最新のセキュリティシステムと多言語案内システムの導入により、より安全で快適な観光環境を整えています。
2024年は6Aサービス(Attractiveness魅力、Amenities快適性、Activitiesイベント、Awareness認識性、Accessibility使いやすさ、Availability利便性)品質の強化を重点目標に掲げ、坑道の入口に軍事的特徴と地質景観を融合させた独創的なバリアフリー通路を新設。また、周辺の植栽を整備して環境保全と景観の調和も図っています。
南竿ビジターセンターでは、行政院が提唱する「汚れていない、濡れていない、臭くない」公共トイレ政策に基づき、男女トイレ共に全熱交換器を設置して快適な環境を保つとともに、スマート制御パネルで利用状況を把握してスムーズな動線を確保。洗練されたモノトーンデザインと快適な設備によって公共トイレの快適で新しい使用体験を提案します。
馬管処は、これらの改善を全ての人に優しい観光環境の実現への大きな一歩であると位置付け、今後も四郷五島全域での継続的な施設整備を進めます。ヘビ年の2025年旧正月は、グレードアップした環境を体験しにぜひお越しください。
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