重要観光スポット建設中期計画(2020年~2023年)では6段階に分けて南竿大漢拠点の改修工事を実施しています。バリアフリースロープ2か所と景観台の増設、駐車スペースの改善、坑道内へのAED及び緊急照明設備取付のほか、拠点の2か所の出入口に監視カメラやジオフェンス、スマート多言語案内板を設置するなど、観光客の受け入れ環境を大幅に改善し、安全でスマートに楽しんでいただけるようになりました。
同計画の最終段階では、長年開放されていなかった第二、三層大漢拠点坑道が再度開放されます。当時、三層式で建設された軍事拠点の坑道は、最下部の第一層高射砲エリアのみ開放されていました。馬管処では2024年を迎えるにあたり、当時離島に駐屯した軍人らの生活の厳しさを体験してもらおうと、元日から特別に生活エリアの坑道を一般開放します。坑道のほか、これまでとは異なる角度から馬祖の海、そして官帽山の景観や壮大な海食地形がご覧いただけます。
大漢拠点第二層坑道には広い休憩スペースもあり、馬管処では今後、若者を中心とした小型クラフトマーケットスペースの設置を検討するなど、レクリエーションサービス機能を整えて大漢拠点の魅力を充実させていく予定です。
大漢拠点は2024年1月1日より開放し、見学時間は午前8時〜午後5時です。なお、第二、第三層坑道エリアは急な階段が続くため、足元に注意しながらゆっくりと見学して下さい。また坑道は閉所のため、お二人以上での見学をおすすめします。
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