后澳村は典型的な海辺の小さな漁村です。北竿島で最も東側に位置し、純朴で伝統的な集落風情が見られます。村の西北側の入り江は「澳裡」と呼ばれています。東北に面した入り江は漁船が風を避けるために設けられた港です。引き潮の際には海水が入り江の外側まで引くため、4、5ヘクタールの大きな砂浜が現れます。
后澳から塘岐へ向かう際には連綿と続くビーチを通過しなければなりません。現在は道路によって繋がっており、地元の人たちの往来は便利になりましたが、賑やかな塘岐村に比べると、ここは世間から取り残されたような静かな場所です。
楊公八使廟 土地の守護神
后澳村にある「楊公八使廟」は線香の煙が絶えません。ここの主神である楊公八使は海龍を退治するために不幸にも命を落としたと言われ、土地の守護神となっています。