東引の北側沿岸の東側海浜では長年の歳月を経て激しい風と巨大な波によって浸食された花崗岩が横たわっています。ここは地質が削り取られ、さまざまな形をした海蝕地形となっています。わずか数キロの海岸線上には海蝕門、海蝕柱、海蝕溝、海蝕洞などが見られます。視界が開けた絶壁は格好の地質教室です。
「海現龍闕」は幅広の隙間が空いており、独特な海蝕門地形となっています。霧の季節は風や波が強く、また満潮時は真っ黒な岩石が波の合間に見え隠れします。風や波が静かになったり、引き潮になったりした時は岩層の豊富な節理が見られます。
備考:「海現龍闕」は軍事拠点のそばに位置し、海岸線は国軍により監視されています。行楽客の皆様は軍事拠点に近づいたり、撮影時に写り込まないようにご注意ください。