風情ある集落は馬祖の特色です。
集落の路地の間を壁に寄りかかりながら
または、老家屋にあるスローガンを切り取りながら
自分らしい撮影を楽しみましょう。
遠くから撮影すれば、山と海に囲まれた小さな集落の風情をよりはっきりと映し出すことができます。
カメラを持って、馬祖の集落にどんな美しい場所があるかを探索してみましょう。
《馬祖集落を美しく撮影するためのおすすめポイント》
1. 馬祖の集落は地形や地勢のほとんどが斜面に沿っており、そうした地形に合わせて家が建てられています。このため、集落は入り乱れた不揃いな形になっており、道路が通じていたり、通じていなかったりします。そのほとんどが狭い石階段です。全体的に海に面した斜面に形成された集落となっており、これが撮影ポイントの一つです。
2. 集落の家屋は地元で切り出された石が積み重ねられています。正方形の間取りで、まるで印鑑のような形をしています。この石家屋の形が二つ目の撮影ポイントです。
3.屋根の形は「五脊四坡式(五本の棟と四つの面)」か、または「一脊二坡式(一本の棟と二つの面、またの名を「人の字形」)」がよく見られます。これも三つ目の撮影ポイントです。
4.その他、馬祖集落の建築に見られる小さなアイデアが四つ目の撮影ポイントです。例えば下記のようなものがあります。
(1) 壓瓦石(瓦を抑える石):馬祖は風が強いため、屋根の上に「瓦を抑える石」を置き、屋根が吹き飛ばされないようにしています。
(2) 小窓:閩東式の建築の窓はすべて小さいのが特色です。これは防風や、海賊が入ってくるのを防ぐためです。
(3) 壁の石の積み重ね方:閩東建築でよく見られるのは、「乱石砌(大小さまざまな石を積み重ねたもの)」、「人字砌(人の字形に積み重ねたもの)」、「平行砌(平行に積み重ねたもの)」です。寺廟では「風火山牆(火災時に火の勢いが広がるのを防ぐための様式)」が見られます。
(4) その他の特殊な装飾:いくつかの石家屋の屋根には雨どいがあり、屋根の角には鯉の装飾が作られています。これは雨水が雨どいを流れた後に、鯉の口から水が吐き出される仕組みになっています。
(5)各島を旅行される方は、美しい写真を撮りながら、路地にある家屋の文化や歴史を理解することができます。
(6)集落の路地をゆっくり歩いていると、まるで時空を超えて過去に戻ったかのような気持ちになります。いくつかの石家屋は廃屋になっていますが、石壁や窓の枠などをじっくり眺めるとかつての栄華を想像することができます。
《馬祖の著名な集落》
南竿:牛角、津沙、鉄板
北竿:芹壁、橋仔
東莒:福正、大埔
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